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オアシスあべの店ブログ

あべの店スタッフによるフィットネスクラブ奮闘記!

遅筋と速筋の乳酸との関係

※こちらの記事は「乳酸はエネルギー」の続編記事です。

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乳酸は糖質の分解過程で産生されるものであり、疲労の原因ではなくエネルギーとして使われるとお話ししました。

今回は乳酸の産生と筋肉の関係を知る機会にしましょう。

次回以降、乳酸と持久力の関係に迫るお話に入っていきます。

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さて、乳酸は筋肉で産生されますが、乳酸を多く産生する筋肉があります。速筋です。

速筋繊維は最終的に糖からエネルギーを作り出すミトコンドリアが比較的少なく、太くて力は強いという特徴があります。

ミトコンドリアが少ないということは酸化能力が低く、糖や乳酸,脂肪などからエネルギーを作り出すのが苦手だということです。

速筋は瞬発的な動きに向いていて持久力がないと言われるのもうなずけますね。

そのため、速筋繊維には乳酸トランスポーターと呼ばれるMCT4が多く存在し、筋肉の外に乳酸を放出する特徴があります。

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そして、放出された乳酸は遅筋に多く存在する乳酸トランスポーターであるMCT1で筋肉に取り込まれ、エネルギーとして使われます。

実は遅筋にはミトコンドリアが多く、酸素を取り込むミオグロビンも多いため、酸化能力が高く乳酸や脂肪を使うのが得意ということです。

速筋と比べて遅筋は持久力があることがここからもわかります。

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ここまでまとめると、速筋で作られた乳酸の多くは遅筋に移動して使われることがわかりました。

実は心臓も心筋と呼ばれる筋肉ですが、乳酸を取り込むMCT1が多く存在し、乳酸を使う臓器でもあるのです。

強度の高い運動を行う場合、速筋繊維が働き乳酸を産生します。その乳酸が放出され全身で使われることでエネルギー効率を高め、

長い時間運動することができるのです。

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乳酸トランスポーターやミトコンドリアの数はトレーニングを介して増やせることがわかっています。

つまり、酸化能力を高められ結果的に持久力を高めることができるということです。

ミトコンドリアは脂肪をエネルギーに換えてくれるため、多くあると脂肪燃焼に役立ってくれます。

どのようなトレーニングを行えばいいのかはもう少し話を掘り下げてからにしましょう。

次回はLT(乳酸性作業閾値:Lactate Threshold)について考えてみましょう。


(遠藤)
遅筋と速筋の乳酸との関係
2021年11月10日│健康
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