2003年9月14日に起きた「ありえないほどの奇跡」

店舗日誌2010年1月25日

今回は、2003年全日本ベンチプレス選手権大会でのお話です。
阪神タイガースが18年ぶりのリーグ優勝を決めた2003年9月14日。
奇跡はその前日に起こりました。

3回目の出場となる全日本ベンチプレス選手権大会は、苫小牧プリンスホテルで開催されました。
もともと札幌生まれの私は、生後以来の約30年ぶりの北海道となるということと、過去2回の全日本選手権では本領を発揮できないまま、4位が最高だったこともあり、何が何でもメダルを獲得して大阪に帰ろう・・・という思いでこの大会に臨みました。

52kg級でエントリーしていた私ですが、前年の近畿大会で56kg級での出場権も獲得していたこともあり、直前に階級変更が可能な状況を準備していました。
この準備が結果的に的中したのでしょう。
52kg級のメンバーを見たら、2000年・2001年・2002年のチャンピオンが3名エントリーされていて3名とも145kg以上の記録を保持していることもあり、メダル獲得の可能性が非常に低い状況でした。
で、56kg級を見たら、170kg近い記録を保持している選手が2名いましたが、その次に続く他の選手との差があり、3位争いが出来そうな状況だったので、コーチとも相談して56kg級への変更を申請しました。

ベンチプレスの大会は、階級別に3回の試技があり、その中の最高重量で順位が決まります。
56kg級の選手の顔ぶれをみて、誰もがその170kg近くの記録をもつ2人のどちらが優勝するだろうと思われて当然の空気の中、1回目の試技で当初からの計画通り、
絶対安全圏である125kgを申請して成功させました。
しかし、優勝候補の2人がそろって失敗。
2回目の試技で私は130kgを成功させましたが、その2人は2回目も失敗。
まさか・・・?  あの2人が3回とも失敗なんてナイナイ・・・
と思いながら、そんなこととは関係なく3回目の試技も135kgを成功させてノーミスで3回の試技を終了し3位以上が確定し、あとは2人の結果を待つだけになりました。
52kg級の3人からも「もしかしてお前が優勝するんちゃうか・・・」と励まされ、周囲からも優勝へのカウントダウンが始まり、1人目が失敗に終わり、もう1人も失敗して、
結局、金メダルを獲得してしまいました。
まさに、これ以上ないありえないほどの奇跡の全日本選手権での優勝は、忘れられない思い出となりました。

1つだけ残念なことに、全日本優勝モードで帰ってきた日に、阪神タイガースの18年ぶりリーグ優勝が決まったので完全に呑まれちゃいましたが、「こっちは日本一です」と心の中で自己主張していました。
それから半年程してから、2004年アジアベンチプレス選手権大会の日本代表に選ばれ、そこでも優勝することが出来ました。その最高の思いを保ちながら、皆様にトレーニングの意義、楽しさ、成功した時の嬉しさを伝えられるよう頑張っています!


(パーソナルトレーナー小西)

画像(1):これがメダル!!その1
画像(2):これがメダル!!その2
※画像撮影者/小西
写真:これがメダル!!その1 写真:これがメダル!!その2

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