食事・栄養・レシピ2021年3月6日
栄養士嘉恵の1ポイントアドバイス
今回は「節分」です。
本来節分とは年に4回立春・立夏・立秋・立冬の前日のことを「節分」といいます。 旧暦では立春が大晦日にあたる特別な日となり、節分と言えばこの日をさすようになりました。 もともとは中国から伝わってきた風習で季節の変わり目には邪気(鬼)が入ると考えられておりその鬼を追い払う儀式として宮中行事として行われたそうです。
昔は災害や病、飢饉などの恐ろしい出来事は鬼の仕業と考えられていました。 豆には邪気を払う力があるとされています。 豆=魔目・魔滅・魔物を滅するという意味があるそうです。 豆を鬼にぶつけることで邪気を払い無病息災を願うようになったといわれています。
・大豆の栄養価 大豆には脂質、炭水化物、食物繊維、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、ビタミンE、ビタミンB1、葉酸などの栄養が含まれています。
肉や卵はこの良質たんぱく質を豊富に含む代表的食品で、対して植物性食品のたんぱく質は栄養価が劣ります。 しかし、大豆のたんぱく質は肉や卵に負けないたんぱく質です。 大豆には、ほかの作物よりずっと多いたんぱく質量です。 大豆たんぱく質の消化吸収率は、納豆で91%・豆腐では95%でとても優秀な食品です。
その他
大豆イソフラボンやレシチン、サポニンも大豆には含まれています。
大豆イソフラボン:女性ホルモン「エストロゲン」に似た働きをするので、「更年期障害を予防・改善する」「コレステロールの増加 を抑え動脈硬化を防ぐ」「活性酸素の働きをおさえる」などの効果があるといわれています。
レシチン :「細胞の老化の防止」「血行の改善」「コレステロール値」「中性脂肪値の低下」などの効果があります。 神経の伝達にも働きかけるため、認知症や自律神経失調症への効果も期待されているそうです。
煎り大豆のカロリーは417kcal。 とカロリーが高めですし、お腹が張ったりしますので、食べすぎにはご注意を。
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