スイムフェスタ(首都)2021年4月12日
ビート板に乗って浮かんでみましたか? 最後は水の四大特性の一つ「抵抗」について紹介します。 水の抵抗には、身体へのマッサージ効果による適度なリラクゼーションや、筋力アップも期待できます。空気と比べて約800倍の密度がある水中は、体を動かすと自然に負荷がかかり、全身の筋肉をバランスよく鍛えることができます。動かす速さによって抵抗の大きさが異なるので、無理のない筋力強化を行うことができます。これはサーキットにあるマシーンも同じです(画像1)。 泳ぐことは必ず水の抵抗があります。抵抗が小さければ小さいほど、フォームも崩れないし、スムーズな動きになるので「より美しく」泳ぐことができます。 抵抗を小さくするためには、身体の軸をぶらさないことです。クロールと背泳ぎの場合、頭から綱が出ていてそれに引っ張られているイメージで泳ぎます。バタフライと平泳ぎの場合、呼吸をした後の動きが次の伸びに流れるように繋げることが大切です。そして呼吸をする時こそが一番の抵抗が生まれるときなので、呼吸さえスムーズにできれば抵抗はかなり小さくすることができます。実は、先週の「浮力」でも紹介した「けのび」のときが、抵抗を最小限にしている形なのです。
柔軟性を高める・筋肉を使う・浮力を生かす・抵抗を減らす。 当たり前のことですが、これらを利用することで、より「速く」「長く」「美しく」泳げるようになります。日々の練習で一つずつでも意識していただければと思います。
×53人
この記事を見て53人が拍手してくれています。
このブログ記事がいいなと思ったら、拍手ボタンを押してください。