「今日のお話」木を見て森を見ず?

フィットネス・エクササイズ2012年12月17日

今日、ラフィール恵比寿で行われた「膝・腰コンディショニングセミナー」に参加してきました。実は、このセミナーを数ヶ月前から楽しみにしていました。なぜかというと、いま自分が学びたい内容だからということと、講師が私の友人である遠山健太氏だから。遠山さんは私が尊敬するトレーナーの一人で、合同会社ウィンゲートの代表であり、スキーの日本代表チームのストレングス&コンディショニングコーチとして代表選手にテストと評価、トレーニング指導などをされている方。知識、経験、実績ともに超一流です。8年程前に知り合って、仕事やトレーニングの話はよくするものの、セミナーや講義に出席するのは今回が初めてでした。

今回の内容は膝と腰の障害予防がテーマですが、冒頭で「木を見て森を見ず」はNG!という話をされました。言葉の意味は「小さいことに目を奪われて、全体を見通さないこと」のたとえですが、ここでの意味は、体の中で痛みや問題が起きている部位のみを見て(考えて)、その周辺を広く見られない(考えられない)ということはNGであると。その通り!だと私も思います。

膝と腰といえば、アスリートにとっても一般人にとっても怪我や問題が頻発する部位なので、これらの予防や改善は我々トレーナーにとっては学ぶべき必須項目と言えます。痛みや怪我があったりすると、どうしてもその部位を見がちですが、今回は「森を見よう」ということで、膝や腰そのものだけに着目するのではなく、それらが起きるメカニズムを考え、股関節、側腹筋群(内・外腹斜筋と腹横筋)、肩甲骨周辺等、広い範囲で原因究明と対策を学びました。講師の遠山さんは怪我の多いモーグルチームを担当していることもあり、これらのデータを非常に多く持っていて、興味深くわかりやすい内容でした。さすがです!

「森」を見ていくと、膝も腰も注意すべき点は多岐にわたっていて容易ではないのですが、どちらの問題にも共通しているのが、「中臀筋」(お尻の横)の弱化。多くの人がこの筋肉が弱いと言われています。

実は、私は膝も腰も問題を抱えているため、中臀筋のトレーニングは一年中欠かせないものになっています。色々なエクササイズがありますが、好んで行うの「サイドブリッジ&アブダクション」をご紹介します。膝と肘で体を支え、上の脚を外転(アブダクション)させるもの。ポイントは正しい姿勢で行うのと、へそを引き込みながらお腹から腰周辺の筋群に力を入れて安定性を保つこと。これに膝の外側にバンドを巻いて負荷を加えたり、肩や股関節を動かすなどのバリエーションも行っています。

写真:サイドブリッジ&アブダクション。
画像(1)サイドブリッジ&アブダクション。

今回のセミナーでは、障害予防に関するチェックやエクササイズの方法だけでなく、「木を見て森を見ず」はNG!ということを含め、トレーニング指導に関する考え方や学び方の基本を教えてもらい、非常に有意義なものでした。一緒に参加していたスタッフの白水と塚田は「広すぎて森は見れない! 林くらいならいけそうだけど・・・」と言っていましたが、私も難しいです。「森」(人の体)は広いので、これからも探究心を持って学び、指導に活かせるよう頑張っていきたいと思います。


(石垣)

画像(1):サイドブリッジ&アブダクション。
※画像撮影者/正岡
写真:サイドブリッジ&アブダクション。

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