スポーツオアシス SPORTS OASIS スポーツオアシス

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【124名の回答からリカバリー法を提案】インストラクターでも食べすぎちゃうんです!

  • コラム

インストラクターの
食べ過ぎリカバリー法

理想の身体を目指して食事の量や質に気をつけているはずなのに、ついつい食べ過ぎてしまうことってありますよね? もちろん、今回の取材を担当した私も失敗を繰り返しているひとり。「だって、美味しいんだもん」「急に食欲がわいてきて」「今日はチートデーだから」など、言い訳のレパートリーも豊富なんです(笑)

特に私のように食べることが大好きな方は、ダイエットや身体づくりのために食事を制限することに対するストレスが大きいはず。その反動で食べ過ぎてしまって、自己嫌悪。結局、理想の身体を目指すこと自体を諦めてしまう…。こんな負のループをリセットするためのヒントを、東急スポーツオアシス(以下、オアシス)で活躍するインストラクター124名に伺いました。

スタジオで身体を動かし、会員様にインストラクションしているプロのリアルな食事事情は、ボディメイクを頑張るみなさんにとって必見の内容です。ぜひ参考にしてみてくださいね!

【Q1】124名のプロの答えはこれだ!

今回、オアシスでレッスンをおこなっているインストラクターに対し、アンケートへの回答を依頼。124名のインストラクターの皆さんに9つの質問に答えていただきました。

割合として一番大きかったのは40代の回答でした。加齢に伴う「痩せにくさ」を実感し始める30代以上の回答が9割を占めているので、とても参考になりそうです。ちなみに私は30代です。「20代のころと同じ食事をしていると、太るなあ」という実感があります。

【Q2】食事には気を付けてる?

まったく気にしていないという強者は、意外と少ない1割です。日々運動しているプロのみなさんは、好きなものを好きなだけ食べても健康や美しさを保てるというわけではないようですね。。

【Q3】最近食べ過ぎたことはありましたか?

「ある」の回答率をご覧ください。インストラクターのみなさんも食べ過ぎてしまうことがあるんです!

【Q4】スイーツやお菓子などを我慢してる?

適度な間食を心がけている方が多いですね。また、「まったく気にせず食べる」「間食はしない」といハードな回答をしている方も一定数います。

【Q5】秋と言えば

「食欲の秋」を挙げてくれている方が多いことに、私は救われました。秋は美味しい物がたくさんありますから、適度に楽しみたいところですよね。

【Q6】深夜にラーメンを食べることはある?

「さあ、寝るぞ」と思ったときに、お腹が鳴ることってあると思うんです。そんな深夜に食べるカップラーメンの味は、最高じゃないですか?プロのみなさんもそうであってほしいと願っていましたが、「絶対に食べない」は約6割でした。

【Q7】秋・冬服になると油断してしまう?

「いつも油断しない」という回答の多さにプロ意識を感じました。インストラクターの皆さんは人に見られることも仕事という面もあるので、美意識が高いようです。

【Q8】食べ過ぎたあとにリカバリーしていますか?

7割がなにかしらのリカバリー・リセット法を実践しています。「食べ過ぎた!」を挽回するための具体的な方法も教わっちゃいました。

【Q9】食べ過ぎちゃったあとの挽回策を教えてください!

Aさん(20代)
いつもより2割増しの感覚で、少しだけ運動の時間や強度を上げてみる。また、ストレッチなどのセルフケアをより丁寧に行います。

✅POINT
普段よりも運動量を増やしてカロリー消費を促し、セルフケアで巡りを良くする作戦です。身体から出ていく量を増やすという正攻法で◎ですね。
Bさん(30代)
食事内容は変えませんが、食べる量と食事時間をコントロールします。

✅POINT
「食事内容を変えない」というところに、希望を感じます。少量でもいいから美味しい物を食べられるなら、自分も出来そうという人は多いのでは?
Cさん(40代)
しっかり身体を動かしたあとに、ゆっくり半身浴をしながら水分補給をします。

✅POINT
お水をたくさん取ることは、食欲を抑えたり、身体の巡りを良くしたりすることに繋がるとか。ゆっくりできる時間を作ることで、過度な食欲を生む原因のひとつであるストレスも緩和されそうです。
Dさん(50代)
食べすぎた栄養素(多くの場合は脂質や糖質)を控えて、野菜とお肉をバランス良く食べることを意識します。スープなどで身体を温めるのもいいですね。

✅POINT
まずは、自分がなにをどれだけ食べ過ぎてしまった理解するのが大切だそう。美味しいものは脂質や糖質が多く含まれているので、それらを控えて足りていない栄養素を、スローな食べ物で補うといいのだとか。

インストラクターさん、もっと教えて!

具体的なリセット・リカバリー法はどれも勉強になるものばかりで、もっと深掘りしたくなってしまいました。今回のアンケートに協力してくださったインストラクターの中から、個人的に気になるパーソンをチョイス。さらにお話を聞いてきましたよ!

雪谷店で活躍中
「相模音々さん」の場合

――普段の食事内容はどうですか? 気をつけていますか? 
大きな声で言いたくないんですが、しっかり気をつけているとは言えませんね(笑)

――「しっかり」じゃなくても大丈夫です。どんなことを意識していますか? 
普段の食事は、あまり栄養バランスや量を気にしていませんが…。遅い時間の食事に関しては、「ちょっと、ご飯を我慢しようかな?」と思うことがありますね。それから、「ちょっと太ってきたな」「たるんできたな」と感じたら、少し食事内容に気を遣うようにしています。具体的には、揚げ物を減らしたり、昼食は低カロリーなものに変えたりしていますね。 

――好きな食べ物について教えてください。 
甘いものです。こればっかりは、 我慢せずに食べちゃうんですよね(笑) 

――といっても、そんなに食べないですよね? 
いえ、多いときだと週5回、間食でいただいています。 

――「週5回」!?それで、このスリムな身体を維持しているんですか?
そうですね。結構食べているんですが、すぐに太ることはないです。自分の中で、食べて良い量と運動で消費するカロリー量のバランス取れているんだと思います。レッスンだけでも、少なくて週2、多くて週3~4コマ担当していて、中には激しい運動のものもあるので。
――ここ1ヶ月の間で、「食べ過ぎたなあ」と思ったことはありましたか? 
あります。中華を食べ過ぎました。特に、炭水化物の量が凄かったです。チャーハン、ラーメン、揚げ物と、いろいろつまんでしまいました。食べ終わるころには、お腹いっぱいでしたね。

――食べ過ぎた後に、なにか対策はしましたか? 
2日間、間食を食べるのを我慢しました!レッスンもあったので、ボディラインに影響はなかったと思います。食べ過ぎた日や翌日はむくみや重さを感じましたが、レッスンをして日常生活に戻ることを意識。間食や昼食のバランスを整えたら、そんなに気になりませんでしたね。

――食べ過ぎてしまったことに対して、後悔をすることはありますか?
胃が痛くなったり、加齢とともに胃が持たないと感じたりすることがあって…。それから、むくみの危険信号も感じるので、「挽回しなきゃ」とは感じます。でも、自分を責めることはしないですね。 ただ、お酒は飲まなくなりました。以前、お酒を飲んで体調を崩したことがあったんです。元からあまり強くなかったので、「身体にとって毒なのかな?」と思うようになって、やめました。 

――深夜にご飯を食べてしまうことはありますか? 
食べるのが好きなので、めっちゃあります!仕事の都合で帰宅時間が遅くなると、深夜1時でも、普通にご飯を食べちゃいます。特に秋・冬の季節は緩みがちなので、その分身体作りはしっかりしていきたいですね。
私は日々の仕事で水着やタンクトップを着るので、ボディラインを意識しますが、それがなくなったら大変なことになりそう(笑)そういう意味では、ジムに通うお客様もシーズンを問わず薄着になるので良いと思います! 

――最後に、食事面や食べ過ぎを気にしている方にアドバイスをお願いします。
さまざまなリカバリー法がありますが、一番大切なのは自分に合う方法を見つけること。我慢のし過ぎがストレスになって、過食に走ってしまう方もいますからね。健やかな生活には運動も大事だし、食べることも大事なので、ベストなやり方を探ってほしいです。ジムでの運動はもちろん、日々の食事に関してもトレーナーさんにアドバイスをもらって、コントロールしやすい領域を見つけてもらうと良いと思います!しんどくなる部分、上限ラインを見つけて、「こうすれば続けられそう!」と思えたら気持ちが楽になりますよ。 それから、睡眠も大事です!現代人は忙しい方が多いので、寝る時刻が多少不規則でも仕方ないと思います。それよりも、どのくらい寝るかのほうが大切。私は7~8時間寝ないと身体がしんどいし、太りやすくなって、見た目に不調が出やすいんです。身体を休ませて、栄養を身体中に届けることも、健康維持のために意識してほしいですね。

オアシス本社 エクササイズ企画で働いている「岩谷大樹さん」の場合

――食事面で気をつけていることはありますか? 
もともとすごく食べるタイプではないですが、どちらかというと和食が好きなので、和食系を選んで食べています。 

――ここ1ヶ月の間で食べ過ぎてしまったことはありましたか? 
ありましたよ。最近、調整しないといけないなあと思ってはいるんですけど…。というのも、約半年前に部署異動があって仕事環境が大きく変わりました。それから、いきなり3~4kg太ってしまったんです(笑)今の部署はデスクワークの割合が多いので、活動量の低下が理由ですね。動く機会が減ったので、気づいたらお腹が出始めたなと。

――スイーツやお菓子は食べるほうですか? 
食べますし、我慢はしていません。普段はたくさん食べるほうではないですが、ナッツ類が好きで、つまみ食いすることがあります。でも、それによる体型の変化は感じていません。つまみ食いをしても大丈夫なくらいの、全体的な食事量を守っているんだと思います。先ほど話した仕事環境の変化によって、「今のままの食事だとまずいな」と思い、食事のバランスを変えたのも良かったんでしょうね。具体的には、緑黄色野菜をしっかり摂ったり、炭水化物や油モノを控え目にしたりして、無理のない調整をしています。そのことによって、レッスンで使用する腰に巻くベルトが穴ひとつ分引き締まりました。むしろ、以前より引き締まったかもしれません(笑)

――夜遅くに食事をすることはありますか? 
ありますね。仕事が終わるのが19時、20時になることがあるので。ただ、必ずこうしようと決めていることがあって、「お腹が空いたら食べる」というようにしています。仕事が終わったから自動的に食べるのではなくて、お腹が空いているなら食べる。なので、いつも夜遅くに食べているというわけではないです。お腹が空いていなければパスして、翌日の食事で調節しています。

――全体的に節制しているイメージですが、ラーメンなどの罪悪感のある食べ物を深夜に食べることはありますか? 
夜中には口にしないようにしています。食べたくなるときもありますが、そこは我慢して翌日食べるようにしています。

軽く外を走ったり、家で腹筋運動をしたり、フィットネスクラブのレッスンをやったりもします。最低週2回はやるようにしています。『ボディコンバット』や『UBOUND』といった、汗をかけるものがお気に入りですね。パンチやキックといった動作をすると気持ちが入っていくので、その分身体が動いて脂肪が燃える気がします。

――最後に、食べ過ぎに悩んでいる方にメッセージをお願いします。
自分のやっている運動は週2~3回、それも20~30分以内で出来るものです。それで、食事面をそこまで気にしなくても、体重を落とせています。時間で言えば1週間でトータル1時間半の運動量です!「1日20分」と思ってしまうと大変ですが、週3日20分ずつなど、自分に合ったペースを選択するといいと思います。週1時間半の運動だけで効果が出るので、なにごとも習慣づけが大事ですね。家で運動出来れば良いですが、頑張るためには環境も大事です。難しいと感じた方はジムなどの「必ず運動やらなきゃ」という場所に自分を置くのも良いかもしれません。

それから、好きなものを我慢すると余計に食べたくなるので、それ以外の部分を変えることをおすすめします。例えば、緑黄色野菜を最初に一口食べてみる。これまで口にしたことがないものを食べてみる。そういった食べ方や食材次第で、意外とお腹も心も満たされるものです。ダイエットが上手くいった経験がない方は、とても大変だと思いますが、なにかひとつでも成功したらそれを褒めてあげましょう!その楽しさや気分の盛り上がりが、大きな成功につながるはずです。まずは絶対にクリアできそうなハードルを設定することから、頑張ってもらえればと思います。
以上、食べ過ぎたあとのリカバリーに役立つ、124名のインストラクターの声でした。

私が取材を通して学んだのは、「無理せずに続けられる方法を見つける」という、もしかしたら当たり前過ぎるかもしれないことでした。運動のプロでも食べ過ぎてしまうことがあるくらいです。自分を責めるのではなく、明日からどうするのかに焦点をあてて、食事を含めた毎日の暮らしを楽しんでいくマインドを持ちましょう。そんな日々の積み重ねが、理想の身体を手に入れるための近道になりますよ。

「自宅では運動ができない」「食事の見直しってどこから手をつけるべき?」「難しいことは考えたくない」といった方は、一度オアシスに来てみてください。見学・体験をするだけでも、「あなたに合った食べ過ぎリカバリー法」へのヒントが見つかるはずです。