「今日のお話」週末勉強トラベラー

フィットネス・エクササイズ2012年12月3日

12/1(土)〜2(日)の二日間、埼玉県の所沢に行ってきました。早稲田大学で行われたNSCAジャパンカンファレンス2012に参加するためです。このカンファレンスは毎年この時期に開催され、全国からトレーナーやストレングスコーチ、医療・治療関係者などトレーニング指導に関わる多くの方が集まります。

写真:テキストとネームプレート。
画像(1)テキストとネームプレート。

私は毎年参加していますが、私がこのようなカンファレンスやセミナーに行く理由は2つ。1つは知識や指導スキル向上や情報のアップデートのため。もう1つは同じ仕事をする社外の友人知人と情報交換をするためです。今回も二日間で多くのことを学ぶことができました。

その中で印象に残った内容を紹介します(たくさんあって選ぶのは本当に難しい・・・)1つ目は、ロンドンオリンピックの代表チームのトレーナーによる講義の中で「Upper Crossed Syndrome」の問題をかかえている選手が多いという話です。Upper Crossed Syndromeは日本語では上部交差症候群といいます。どういうものかというと、上半身の前面の筋肉が硬く、反対に後面の筋肉が弱くなって、それにより肩や頭が本来あるべき位置よりも前方にシフトしてしまうアライメント不良。講師は‘前硬後弱’という造語を作っていました(わかりやすい!)日頃「姿勢柔軟性チェック」や「パーソナルストレッチ」をしていて、このような方が多いと感じていましたが、アスリート、しかも日本代表レベルの選手にもたくさんいるとは!?驚きでした。

写真:私がチェックするTシャツの縦じわ。あと、手のひらの向き。
画像(2)私がチェックするTシャツの縦じわ。あと、手のひらの向き。

私は上半身のアライメントをチェックする際、よくシャツの胸の所にできる縦じわの具合に着目します。Upper Crossed Syndromeの兆候がある方は、この画像のようにしわがしっかり入っていることが多いです。もちろん、着ているシャツのサイズ感などが関係するので、一概には言えないですが。また、手のひらが後を向くという傾向もあります。

この場合、硬くなっている筋は、大胸筋、小胸筋、僧帽筋上部、肩甲挙筋、胸鎖乳突筋、三角筋前部など。弱くなっている筋は、僧帽筋下部、菱形筋、三角筋後部、棘下筋、小円筋など。対策としては、硬い筋はストレッチで緩め、弱い筋はトレーニングで強くしていくこと。かくいう私もUpper Cross Syndromeの傾向がありますが・・・

もう1つは体幹深部筋の機能とトレーニングに関する話。体幹深部の筋で代表的、というか、よく話題になる腹横筋と多裂筋。これらは深層で体幹の安定性に貢献している筋肉で、これらをトレーニングする種目も本や雑誌等で紹介されているのをよく見ます。色々なエクササイズを行い、その際超音波を使って体幹周辺の筋の活動を解析したところ、画像のハンドニーダイアゴナル(呼び方は様々ですが)がこの両方の筋肉に対して有効なエクササイズであることがわかったということでした。

写真:ハンドニーダイアゴナル。四つん這いの姿勢で対角線上の腕と脚を伸ばすエクササイズ。
画像(3)ハンドニーダイアゴナル。四つん這いの姿勢で対角線上の腕と脚を伸ばすエクササイズ。

勉強三昧の2日間で、新たに知ったことや、知識の再確認ができ、非常に有意義な時間でした。これからも常に探究心と向上心を持って学んでいきたいと思います。


(石垣)

画像(1):テキストとネームプレート。
画像(2):私がチェックするTシャツの縦じわ。あと、手のひらの向き。
画像(3):ハンドニーダイアゴナル。四つん這いの姿勢で対角線上の腕と脚を伸ばすエクササイズ。
※画像撮影者/石垣
写真:テキストとネームプレート。 写真:私がチェックするTシャツの縦じわ。あと、手のひらの向き。 写真:ハンドニーダイアゴナル。四つん這いの姿勢で対角線上の腕と脚を伸ばすエクササイズ。

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